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ブラック企業ですから。

 

 学びあっての技術ではなく、 技術あっての学び。。

 

 知識あっての現場ではなく、現場あっての知識。



今日は、東京都と熱海市から、二人同時に来院がありました。

 

お二人とも、治療を受けに来てくれたのですが、

 

聞けば、鍼灸マッサージ師の

 

 

教員養成科に在籍 (専門学校の先生になる学校) ってことで・・・

 

 

「 ・・・ってことは、 国家資格は持ってるんだよね?!」 

 

「ええ。はい。」

 

 

     ・・・ちょうど良かった   (-_★)キラーン!

 

 

   「 助手やって。 鍼(はり)出して。アレとって。 コレやって。

 

            うち、患者さんを使うから。 自給は払わないけど。」 


 

   治し方を指示して 治してもらう。

 

 

 

すみませんね

 

未来の先生方をこき使って、

マッサージは 使う右手じゃなくて、実は左手がソース。

 

 左手で、関節を この角度でロックしたまま・・・ 

 

 ついでに ココに鍼(はり)をうってみて・・・ あ、 片手でうてないか?


片手でうってみたり、二本同時に打ってみせたり、左手で打ってみせたり・・・・

 

  鍼をささずに 針先で触れるだけで・・・

 

 このストレッチを  こうしたり・・・

     施術前

施術後


 

鍼を自在に操ってこその 鍼師。

 

 

解剖学、生理学、病理学・・・ それらが異常に詳しい 鍼師は増えたけど・・・

 

 

 自由に鍼が打てる鍼師すら・・・皆無になった。

 

 

 

 

学びあっての技術ではなく、 技術あっての学びだと 僕は思う。

 

 

 

 

 

 

 一般には、あまり知られてないけど、

 

 

 鍼師の 国家試験は、 でたらめなくらい覚える事が多くて、

 

 

 学生さんは勉強が大変、大変と言うけれど・・・ 

 

 

 技術を学ぶコトの方が その数十倍も大変。

 

 

 一日 12時間、年間 300日 現場に立って、

 

 

 

 一年で 一個か二個の発見をする。

 

 

 あるかないか?の発見(学び)の為に

 

 

 何万の時間、当たり前のことを、どれだけ丁寧に積み重ね続られるか?

 

 

 その作業の繰り返し。

 

 

 

 技術を身につけるって、そういうことだと思う。

 

 

 

 

  しかし、国家試験は 技術を求めていない。

 

 

 

教育の現場では、決まった回答を答えられる生徒が優秀と呼ばれる。

 

 

しかし、医療の現場では、

 

 

決まった医療を決まったようにこなす医療ならいらない。

 

 

目の前で訴えている患者の側に立って、

 

自分は何をなすべきかを考え、

的確に対応できる・・・そんな人材が必要とされている。

 

 どうか・・・このギャップを・・・何とか 埋めてほしいと願いを込めて・・・・

 

 若い二人の先生方に・・・ 今日の治療を差し上げます。

 

 

 治療費はいただきましたが

 

 

 給料は差し上げません。。。 うちはブラック企業ですから。