誰もが折り合いのつかない自分と向き合い、
先の見えない自分と葛藤している。
いつしか、そんな技術者たちが、数多く流れ着くようになった若葉治療院。
富士院ができてから4年の間に、
目と鼻の先に、チェーン店の安い揉み屋が二軒できた。
今日、久しぶりに富士院に行ったら、二件とも閉店していた。
そこで働いていたスタッフの事を思うと・・・忍びなく思う。
今、彼らは どんな思いで、どこで働いているのだろうか?
・・・そんな事を考える。
閉店した近所のマッサージ屋さんの前に立ち、
改めて、富士院スタッフの個々の力の高さに感心する。
こんな大手のチャーン店も撤退するこの場所で、
よく回してるよなぁ。。と・・・ 他人事のように尊敬する。 (-_-;
チェーン店の資本と違い、こちらは宣伝広告費も使えない。
患者さんからの紹介率の高さと、リピート率の高さで運営している。
昨夜も終業後に、週に一度の技術練習。結局 終わったのは0時近かった。
あちらの大手チェーン店の中に・・・
うちのスタッフみたいなのが 一人でも居たらと思うと・・・ゾっとする。
改めて、チームの力は個の力と思い知る。
みんな 『自分の技術に、自信がない』、そう言って、
ここに流れ着き、今もそう言いながら練習を重ねるけれど、
自信って、そんなに大事なんだろうか??
長くこの仕事をしていると、
自信があるとか、ないとか・・・ そんな
甘っちょろい事を言ってられない局面も多々あります。
私、個人の主観ですが、
自信がないって考えは、自分の事を中心に考えているようで・・・
仕事の本質を違えているように思えます。
ホントは、自信なんて、どうでも良くて
どうすれば、来てくれる人が喜んでくれるか?
掃除も治療も、植木や花の手入れも、
どうすれば、みんなが喜んでくれるか?
それだけ考えていれば・・・・いいんじゃないですかね?
「自信がないからやらない」よりは、「自信がないからやる」 、
その方がいいけれど、
「もっと患者さんに喜んで欲しいからやる。」
そういう考えの方がシンプルで・・・僕は好感が持てます。
医療の医の字は、元々は 「醫」と書きます。
医 + 殳 + 酉 で構成されています。
医は医療技術、 殳は奉仕の精神、 酉は癒しの心。
医療の醫の字は・・・人を思いやる気持ちと
僕が自分の先生から、そう教わったのは、
まだ、不真面目だった18歳のころでしたから・・・
細かい事は忘れました。(すみません)
仕事の本質、学ぶ事の本質を忘れそうになったら・・・
一度手を止めて、思い出す時間が必要です。